社会問題

繰り返される救えなかった幼い命

2019年9月3日

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鹿児島でおきた4歳の女の子の虐待死!また幼い命が虐待で奪われる事件がおきました。

 ひとりで外を歩いたり、泣き叫ぶ声が聞こえたなど通報により警察や児童相談所が関っていても、初期対応や、介入、支援に問題があったといつも同じ報道が行われますが、繰り返される救えなかった虐待死にむなしくなるばかりです。

 神奈川県のHPには、「かながわオレンジリボンキャンペーン」とあり、キャンペーンCMの動画があります。皆さん見たことがありますか?この動画の意味がよくわかりません。またいったい誰に向けて作成されているのかも不明です。

 私たちはこれまで県議会で、児童相談所の体制の強化を求め専門職員の増員、地域の自治体との連携強化、一時保護所の改善、初期対応の充実などを求め続けてきました。

虐待の要因は、孤独な子育て、貧困、苛立ち、自己責任論、地域のつながりの希薄化など、社会や政治的な背景が大きく関っています。

 幼い子どもは自分から虐待を訴えることがなかなかできません。親を怖がっている様子がなかったので一時保護はしなかった?本当に子どもの心に、また親の様子に心を寄せたのでしょうか?

 子どもは親に愛されたいと思います。また次は愛されると信じていたのではないでしょうか。本当の姿に気づいてあげていたら・・・・

 子どもとそして保護者を救い出すことが必要です。そのために私たち一人ひとりも、児童相談所などの専門職も、自治体も国も社会全体の責任が問われていることではないでしょうか。

 これまでの教訓を活かし、さらに虐待によって幼い命が奪われることがないように!