神奈川県教育局高校教育企画室が発行しているリーフレットです。学校で使う、生徒一人ひとりのノートパソコンやタブレットを家庭で準備するよう記載されています。家庭の経済的事情等で端末の準備が難しい生徒は学校にある端末を貸出するとしています。
そもそも授業で学習に使用する端末は、学校が整備すべきではないでしょうか。こんな記述があります。高校では、学習の授業だけでなく、日常生活全般に渡って端末を活用して情報活用を身につけることが必要ですとありますが、パソコンをどう使うは生徒の個人の自由であり、学校の授業で使用するものは教材の位置づけのはずです。
しかも端末価格は、3万円前半から4万円程度を想定しているが学校によって異なる?各高校から奨励端末を踏まえて準備していただく?!端末の金額も10万円代という高額なものもあります。奨励端末には驚きました。個人所有の端末になれば、修理なども自費になります。
聞こえのいい「生徒一人ひとりに応じた個別最適な学び」は、家庭の事情によって格差や差別がおき、同じ高校に通っていても等しく教育を受けられない状況をつくるのではないでしょうか。
県立高校の授業で生徒たちが使用する端末は、県が責任をもって予算をとり学校で準備するよう求めていきます。