東山魁夷記念日経日本が大賞 入選作品「牧場 放」
シリーズ「唇は蕾」 若菜さんが好きなスカシユリが、背景にいっぱい描かれていました。
山内若菜さんの作品は、和紙の上に墨や絵具を塗り重ね、時には画面を布でふき取り、洗い流し、紙やすりで削るという作業で描かれているそうです。市民会館の第1展示室で16日まで開催されています。
命を何よりも大切に思い、死を生に転換させる、命は何度でもよみがえると。若菜さんの豊かな感性、繊細な感情、一方で力強い情熱を感じる作品に圧倒されます。
この作品は、江の島の龍と天女が描かれている親しみを感じる作品です。オレンジ色の部分は江の島の透かしユリが描かれているそうです。蝶々が多く飛んでいますが、子どもの魂をあらわしているそうです。
福島・岩手・広島・長崎、多くの悲しみ、失われた命の尊さから、多くの人たちの思いや願いが新たなエネルギーとなり、希望へと変える力になる!そんなメッセージを作品から感じました。