横浜市内の助産院を浅賀さん木佐木さんと訪ね、助産師さんに新型コロナ感染拡大後の妊婦さんを取り巻く現状や課題、要望について懇談させていただきました。
助産院では、月に5~8人ほどが、出産をされているそうです。壁には誕生した赤ちゃんのすこやかなお顔やご家族の写真がいっぱいで、ほのぼのする空間でした。
助産院に通う妊婦さんが感染していることがわかると、保健所に連絡をすることになっているそうですが、その後どうするかはガイドラインがないそうです。また助産院の職員さんの感染により休業し、妊婦さんを受け入れられなくなったらどうするか、助産師会で連携できればいいのですが、会議も中止で延期になりこれからになると話されていました。
全国で里帰り出産は受け入れられないとなっていたり、飛び込み出産や突然破水した妊婦さんが、救急病院で受け入れてもらえないなど深刻な状況もおきています。感染しているかもしれないでは到底受け入れてもらえません。
今、もっとも必要なのは妊婦さんの安心を担保することであり、妊婦さん全員がPCR検査が受けられるようにすべきだと。私たちも同感です。しかも無料で受けられるようにすべきです。もし感染した場合は、内科医・産婦人科医・小児科医・助産師が関り、母親と赤ちゃんの2つの命を守るために、多くの医療関係者の力が必要です。感染防止策も万全に行うことになる。妊婦さんは弱者であり、安全に出産できるように優先して取り組む必要があると話されました。
私たちも、あらためてコロナの感染が広がる中で、妊婦さんへの対策の遅れを感じ、その重要性を認識するお話でした。
助産師さんは、妊婦さんたちの不安や悩みに寄り添い、出産前だけでなく産後のケアも行い、身体を温める指導だけでなく心もあたためていることがわかりました。助産師さんたちのお話を聞くことができて本当によかったです。
今日、懇談させていただいた内容や要望を行政や政府に届け提案し、早急な改善を求めていきます。妊婦さんたちが安心して出産し、子育てできるように取り組みを強めます。