活動日誌

一時的な滞在場所ですが、その後のくらしの保障や住まいを確保する支援こそ必要です

2020年4月18日

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 インターネットカフェなどが休業になり、寝泊まりをしていた方たちの居場所がなくなりました。神奈川県は港北にある県立武道館を緊急受け入れ先、滞在場所として開放しました。

 17日県議団と見学し説明を受けました。畳の柔道場に簡易ベッドが置かれ、周りを災害用の段ボール制のポールで囲い、白い布がかけられ個別のスペースの間仕切りになっていました。写真のように間隔も開けられていて40名ほどが滞在されているそうで、シャワーも利用でき、毛布も3枚配布されているそうです。

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 生活支援相談を職員が行っているそうで、スペースができていました。生活保護の申請や利用できる制度につなぐこともできますが、何より安定した住まいの確保を早急に行えるよう支援することが必要です。この場所からお仕事に行き戻られる方もいるようですが、そうでない方もいて生活費についても心配です。

 憲法25条は、健康で文化的な最低限度の生活を保障しています。さまざまな事情でやむなくネットカフェなどを利用されていた方たち一人ひとりに寄り添った対応を行い、憲法に基づいた権利を保障することが行政、政治の役割です。

 早急に対応したことは評価しますが、このままでは不十分です。今後、利用している方々の要望を聞きながら改善していくことや、アパートやビジネスホテルなどの利用で個室の対応を行い、人権としての住まいの保障を行うよう求めていきます。