活動日誌

誰のため何のための合併か、こんなはずじゃなかった!の教訓

2017年6月5日

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 <南足柄市と小田原市との「合併」を考える市民集会>が開催されました。

 基調講演は「合併は地域に何をもたらしたか」~合併の効果と弊害~ 静岡大学教授 川瀬憲子氏

 実践報告は「合併から10年 編入合併した地域は今」 相模原市議 野元好美議員

 現在「両市による任意協議会」が7回開催されています。合併ありきではない。広域連携、中核市も協議中としながら、新市名は「小田原市」議員定数は2市合計44から16減の28とし、最もコスト抑制できる地域審議会の設置を適当と結論? 

 川瀬氏は、合併はリストラそのもの。地方自治強化、住民サービス向上、財政民主的改革を前提とすべき。野元議員からは、自主的な選択と言いつつ、「アメとムチ」の政策による強力な誘導があった。人口減少や財政悪化は合併すれば解決する問題ではない。合併後のデメリットと市民の声についても報告があり、遠くなった行政、届かない地域住民の声、失われていく地域の独自性など。「よかった」の声は聞かない。「こんなはずじゃなかった」が住民の感想。

 今まで行われた合併の教訓を活かすべきです。地域の将来を考え、決めていくのは住民です。住民投票条例を制定し、市民に問うことが必要ではないでしょうか。市長も議会も住民に現状と課題などの情報を示し共有すること。合併することが前提ではなく、住民の意見や意思を尊重することが求められています。