介護報酬の2024年度の改定で示された訪問介護への基本報酬の引下げは、訪問介護を担っている事業所を閉鎖や倒産の危機に追い込みます。
訪問介護を利用している方たちや家族にとって深刻な事態となります。在宅生活を支えているのが、訪問介護です。
調理、洗濯、掃除など生活に欠かせない生活援助。入浴や排泄もそうですが、その他にも通院やワクチン接種の付き添いなども大切な支援です。
報酬の引下げではなく、引上げこそ求められている時に、まるで逆のことを岸田政権はやっています。
訪問介護は、今でも高齢の方が働き手になっていて慢性的な人手不足です。処遇も悪化し、事業者もなくなれば介護を受けられなくなる方や、また家族が仕事をやめて介護することになります。
介護保険制度は、保険あって介護なしと言われています。利用者負担の軽減、処遇改善、保険料の軽減、充分なサービス内容を求め、声をあげ運動を強めましょう。