社会問題

個人の損失リスクもある 少額投資非課税制度

2024年2月23日

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2/22付赤旗しんぶん 資産運用国の終着点の記事 安全な預貯金として蓄えられたいる国民の金融資産をハイリスクハイリターンの投資に誘導する制度がNISA(少額投資非課税制度)だと。

株式投資は非課税だと宣伝し、貯蓄から投資へとして安倍政権の下ですすめられてきました。

NISAは、個人が自己責任で価格変動リスクのある株式や債権などに投資する直接金融で、発行体の企業倒産などで株式や債権が無価値になり、投資したお金がなくなっても、それはすべて個人の損失です。

窓口になった証券会社や銀行は手数料を受け取るだけで損失はありません。金融庁は、「販売手数料獲得を目的とした顧客本位でない販売行動が見受けられる」と指摘。

テレビでもNISAの宣伝が行なわれ、私も銀行ですすめられました。私は以前保険会社に勤務していたので「リスクがありますよね」と言うと「そうです」と応えました。

投資は個人の自由ですが、儲かる増えるばかりの説明ではじめず、お金を失うことになることも考える必要があります。充分な資産運用のための資金がある方はいいですが、そうでない場合の生活資金の運用は厳しさがあるのでは。

政府が後押ししているからと安心しているだけでは、後悔することになりかねません。