第51回 神奈川県自治体学校が開催され、「市民と自治体による平和の構築」講師 猿田佐世さん(新外交イニシアティブ代表・弁護士)による記念講演が行なわれました。
猿田さんは、横浜の保育園民営化差し止め訴訟の裁判に関わった弁護士で、勝訴したと自己紹介。アメリカでロビー活動を行い、議員たちに沖縄の声や日本の国民の願いや思いを伝えているそうです。
アメリカの共和党の議員とアポをとり懇談した時、対応した女性から「軍事力を高めれば高めるほど、平和はついてくる。高めることがすべてだと思っている」と言われたそうです。
驚きました。軍事力と平和が一体などありえません。
ワシントンに沖縄県の事務所があり、独自で辺野古に基地作るな、ピーフォース流すなと伝えているのだそうです。沖縄県庁に「地域外交室」あるとは知りませんでした。中国や東南アジアと話し合っている。県知事を筆頭に戦争回避のために取り組んでいると。政府言いなりの県知事とは大違いです。
若い人たちにどう訴えるかについて問われ、若者に響いた経験を聞き広げ、参考にして取り組むとよいのではと提案がありました。誰にでもできる活動として「はだしのゲン」を孫の机においてみる。マンガを読み気づき感じることがあるはずだと。
「政治は最後まで外交を諦めてはならない」の言葉にそのとおりだと共感しました。