社会問題

有害物質PFOSって?シンポジウム

2022年11月25日

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日本共産党神奈川県員会主催の、「有害物質PFOSって?」シンポジウムに参加しました。

PFOSをはじめとした有機フッ素化合物の有毒性と題して惣田さんより講演がおこなわれました。

その後、基地周辺議員団の横須賀・厚木・綾瀬・座間市議から報告、県議団の報告がありました。

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さらに沖縄からの報告では、宜野湾市議、北谷町で血中濃度検査をおこない証拠を示しながら運動されている住民の方、町議の報告もありました。

宜野湾市では、ドイツの基準の29倍のPFOSが検出され、市全体の水道水から流出、湧水からも高濃度に検出。水に暫定基準値があるが、土地には基準がない。浄水場で濾過している副産物の汚泥の処理の仕方について、有機肥料として販売していると聞き驚きました。

血液検査で40人から健康に影響がある20ナノg危険な数値がでた。年齢の高い男性の方に高い数値。活性炭で濾過しているが、国と県の負担で4年に一度交換している活性炭に吸着しても交換するときに水が汚染されてしまうそうです。

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惣田さんの講演の中で示された有害化学物質の低濃度(健康にすぐには影響が出ない量)影響の判断厳しいため長期にわたる疫学調査が必要と。半減期が40年以上、分解しないため人体や環境への影響が大きいそうです。発がん性や免疫力の低下など水や空気、土壌に残ったPFOSが人間や動物に与える健康面での悪影響が問題となっていると。

今後、共産党は、平和団体、環境団体、市民の皆さんと協力し、米軍や国対してその実態を明かにして責任を追求し、県民が安心して暮らせるよう取り組みます。