社会問題

与党の事前審査 国民に見えにくい課題

2022年9月17日

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朝日新聞に、形骸化する国会審議の記事がありました。

「事前審査 国民の目届かぬ」 では、 自民党の長期政権下で確率した与党の事前審査制。政府から国会に提出される法案などを閣議決定する前に審査し、提出を承認するという仕組み。事前審査制で見えにくくなっている様々な相違点と指摘しています。

 事前審査は市議会でも行なわれていました。議会に提案予定の議案や予算などについて副市長が各会派の代表の議員に事前に示し、賛成を促す打ち合わせが行なわれていることがわかり報道されたのです。これは与党の立場の会派だけで共産党には声がかかりませんでした。その後、行なわないとされました。

 市議会は、常任委員会で審議後に賛否が分かれた場合、議員間討論が行なわれます。国会審議は質問や討論などが主で、議員同士の議論がありません。このことにより問題点がわかるようになります。

次に「注目すること 変わる一歩」の記事では、国会に注目し国会で何が議論になっているか知るために中継を見る必要があると。国会の見どころは野党の質問。国民の監視や世論が数の力だけでなく注目されることで変わっていくと。そういえば、共産党の議会質問や追求で問題が明かになったといわれたことがあります。

 「多様な意見 討論してこそ」では、多様な意見を持つ国民の代表が討論と熟議を行う国会への転換が欠かせない。そのためには事前審査の見直しが避けて通れないと。

私も長い間、特定の政党が与党になっていることにより事前審査が続けられている今の現状を変えることが必要だと思います。

国会中継は勿論ですが、県議会・市議会も傍聴も行なえ、ネット中継もされているので是非注目してください。