7日、核兵器禁止条約が国連で採択されました。国連加盟国124か国が投票。内122か国が賛成しました。核兵器の使用や保有、製造、取得、貯蔵、移転などを法的に禁ずる条約です。さらに核使用をちらつかせる「脅し」の禁止も盛り込まれました。また核兵器の使用や実験の影響を受けた人々に医療援助を提供することもうたっているそうです。
条約交渉に不参加だったアメリカや日本などは、署名はしないと宣言しています。被爆国である日本が署名しないことは、世界に恥ずべきことです。各国の署名手続きは、9月20日から始まるそうです。批准国数が50か国になると、90日後に発効。待ち遠しいです。
ヒバクシャの方たちの長年の粘り強い取組や願いがようやく実現しました。でも日本の態度には失望します。これからも核廃絶のために、核兵器はいらない!一緒に力をあわせて頑張りましょう!
条約のために中心となって交渉を進めたオーストラリアのハイノッチ大使は、演説で「被爆者の証言が私たちを鼓舞してきた」と感謝し、「この惑星を核兵器のない安全な場所にしていきましょう!」と呼びかけたそうです。