県議団で購読している「食べもの通信」と今回購入した「食べもの文化」です。
どちらも子どもたちの食べ物の中に含まれる農薬、殺虫剤や除草剤などよる脳や体への影響の連載に驚きます。国産の穀物や野菜などの大半に、有機リン系殺虫剤かネオニコチノイド系殺虫剤が使われ、さらにたくさん食べている輸入食品の遺伝子組み換えトウモロコシ、大豆、小麦ですが、米国EPA(環境保護局)が最新の報告で示しているのは、米国で栽培されている大豆やトウモロコシのほとんどに、ネオニコチノイド系農薬によって種子消毒されていることを明らかにしたそうです。やはり種子法は危険です。
食べもの通信には、<先進国で急増する発達障害 ><広がる農薬などの環境汚染><氾濫する化学物質の影響><子どもの健康と環境科学物質の影響を調査(環境省エコチル調査)>また子どもの脳を守るにはお母さんの腸の健康からなどが記載されています。
食べもの文化には<子どもの貧困と食生活、貧困による子どものからだと心への影響>など役立つ内容が特集されています。貧困は子どもの食生活の低下をまねき大きく影響します。子どもの成長に必要な食事量や質が乏しいと成長の阻害がおき、さらに成人期の肥満、メタボのリスクを高めるそうです。
県で子どもの未病対策の取組を進めていますが、子どもの食の安全対策や貧困対策、口腔ケア、こどもの医療費の無料化など優先すべきではないでしょうか。そして食生活は新鮮で安全な野菜やたんぱく質をとり、農薬使用や遺伝子組み換え食品をさける。子どもの貧困解決にむけては、食べもの文化で指摘している貧困の調査を行い、具体的には現金給付と現物給付「子どもの貧困対策連絡協議会」の設置、「子どもの貧困対策条例」の制定などが有効だと私も思います。本気で子どもを大切にする国、地方自治体であるかが問われています。