社会問題

免許返納で必要な高齢者移動支援補助と交通網の整備

2023年1月12日

タウンニュースが県警運転免許センターの統計をもとに独自集計した調査によると、75才以上を対象にした運転免許返納は、藤沢市で免許保有者の5、66%にあたる861人。17.68人に1人が返納したそうです。

交通網が充実している市は、返納率が高く、交通手段が少ない市・町では返納率が低くなっていると。

私の父も94才、昨年11月の誕生日で原付バイクの免許を返納しました。これまで高齢ドライバーで免許の更新もでき、事故もなく運転を続けてこれてよかったです。その後、買い物や病院、母の施設へ面会などバスや電車などを利用しています。

バイクの移動はドアツードアの便利さがありましたが、「交通費も時間もかかり不便になった。出かけるのがおっくうになった」と父のつぶやきです。

 

これからますます免許の返納をする方が増え、求められるのは移動支援です。交通費補助があれば経済的負担軽減になります。出かければ買い物や食事など経済的効果もうまれます。これはすでに実証済みです。

さらに介護予防や健康増進にもなります。

さらに交通網の充実も必要です。交通不便地域などへのコミュニティーバスの運行も行なえば免許返納後も安心して暮せます。

免許の返納は、高齢者の日々のくらしにとって大きく影響することです。だからこそ、返納によってくらしに不利益がおきないようにすべきです。

高齢者無料パスなどの補助制度を行い、くらしによりそった交通網の整備を!