県政

急変する軽傷、無症状のコロナ感染者への早急な対応が問われています!

2020年12月12日

新型コロナ感染症により、神奈川県の療養宿泊施設に入所していた50代の方が亡くなりました。16時から連絡がとれなくなり、20時頃看護師が部屋で発見、21時に医療機関で死亡を確認、死因は不明と12日、記者発表がありました。

 詳しいことは、14日の厚生常任委員会で説明がおこなわれるようです。看護師さんは、何人担当していたのか、連絡がとれない場合の対応はどうなっていたのか、部屋に行けなかった理由は何か、など検証することがさまざまありそうです。

 神奈川県は、「入院優先度スコア制」を7日から始めています。年齢や基礎疾患、糖尿病などハイリスクな方など点数化し、重症化しやすい患者を優先して入院させる仕組みです。今日の後援会役員会で、丁度そのスコア制を説明したところです。それで大丈夫なのかと疑問の声があったところです。確かにスコア制だけでは、それぞれの個人の方の体調や症状などが急変することに対応できるわけではありません。点数化にたよるのでなく、個別に医師の診察をすることが必要ではないでしょうか。

 今回の方は、血液中の酸素濃度が低かったそうですが、医師の診察はされていないようです。息苦しさがなかったため?その判断はどうだったのか問われています。

 これから、まだまだ感染者が増えていくことが予想され医療体制がますます厳しくなります。入院する病院も限られてきます。無症状、軽傷の方に対しても、部屋に緊急ボタンの設置や連絡がとれない場合はすぐに駆けつけられるような体制の検討も必要です。

県として十分な検証を行い、二度と繰り返されないよう今後、万全の対応と対策が求められています。