活動日誌

脅かされる命の危機 「追いつめられる海」の講演会に参加して

2020年11月8日

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湘南のなぎさを守る藤沢市民の会(私も会員です)主催で、「追いつめられる海」井田徹治さん(化学ジャーナリスト・共同通信社編集委員)による講演会が行われました。

司会進行は、武本さん(環境活動家・プロダイバー)でした。会場は若い方から子育て世代、高齢の方、環境問題に取り組む団体の方など幅広く参加がしていました。

 熱の吸収は90%は海が担っているため海水温度が上昇する。さらに二酸化炭素を30%吸収するため酸性化する海。人間の活動によって2100年に海面は1、1m上昇。海の環境悪化は、魚や貝類など減少させ海の生物は絶滅の危機へ。

さらにプラスティックによる汚染は、海に深刻な影響を与え、日本は世界第2位のプラスティック王国。 24時間365日コンビニ営業、240万台の自動販売機、使い捨てのビニール傘は年間2千万本!?南の島の海岸には日本のペットボトルやプラゴミが多数漂着しているそうです。

 改めて聞く内容に危機的な状況を実感しました。まず現状を知り、企業や政治家、行政に働きかけ、影響を減らす行動をおこすべきだと提起されました。

 菅政権は、2050年までに排出ゼロを掲げましたが、中間目標や具体的な政策は示すことができません。なぜなら原発や石炭火力、リニアも推進の立場を変えないからです。会場からも、声をあげ続けることが大事だと発言もありました。

 科学者の声を聞かない歴代の政権、そして現在も経済優先の政治のままです。地球環境の危機に取り組む政治に変えましょう。実は追いつめられているのは人間の健康や命です!