「2月の末から特養に入所している妻と面会できない状況が続いている。なんとかなりませんか」と相談がありました。施設によってはガラス越しの面会やオンライン面会などさまざまな方法で、ご家族と入所者の方の会話や心の通い合いを大切にして取り組んでいます。病院などでも実施されています。
厚労省通達もだされ、それにのっとり家族の希望に沿いながら携帯での会話や映像に映し出される家族を見ることが、お互いの安心や絆に繋がっています。相談者の方は、このまま妻に会えないままになるのではないか。何時になったら会えるのかわからない。何故願いをかなえてもらえないのか悲しまれています。県の高齢福祉課に相談されていますが、今のところ改善がされないままです。
私の母も、藤沢ではありませんがグループホームにお世話になっています。7月から面会が可能になりマスク・手指消毒・検温で母と会い、話すことができました。施設によって対応は違うようです。市内の特養も、オンラインやガラス越し面会がおこなわれています。予約制で一日の家族数の制限をしています。
施設は、できない理由として「セキュリティ面の課題など簡単に解決できない」「ウイルスの心配もある」としています。パソコンなど備品の費用やシールドなどの費用が必要になるかもしれませんが、コロナ感染症対策でかかった費用について、県が補助金を出す仕組みがあります。
「一言でも言葉を交わしたい!元気な姿を見たい!」その家族の心配や願い、また家族と会えない利用者の不安に応えるために福祉施設として対応が求められています。