だんだん視力が失われていく目の病気がある方から、夜の外出が出来なくなり、新聞などの文字も大きな見出ししか読めなくなっていると相談がありました。以前介護5の女性の方が、枕元で声のしんぶん赤旗日曜版を読んでいると聞いていたので、声の日曜版のことを伝えました。さっそく申し込み今は、とても楽しみにしてくださっています。
録音、ダビング、発送をになっているのは、視覚障害者友情の会さんです。
「友情の会だより」夏号に、コロナ禍で視覚障害者がどんなことに困っているかという記述がありました。アンケートで一番不安なのは、仕事のことで収入が激減していること。さらにコロナが終息しても元の生活に戻れるのか将来の不安が大きいと。また持続化給付金は申請が難しくて「見えない」ということであきらめる人、困っている人がいっぱいいると。またガイドヘルパーについて、事業所から利用を最低限にしてほしいとか、目的地をバスを使わないところにしてほしいとか制限がある。一人で歩いていると、以前はよく「駅まで一緒にいきましょうか」とか「困っているなら案内します」など声かけてをもらいましたが、この頃はまったくいない。電車で空いている席を教えてくれることもなくなったそうです。
いろんな人の手を借りて生きている。でもその人の手が少なくなっていることがとても不安。ウイルスによって人間の関係を壊されていくような感じがして怖いと記載されていました。
コロナ禍の中で、人と人とのつながりが薄れ、思いやりややさしさを失い、さらに障がい者の方々が差別される社会になってはいけません。社会のあり方や、新たな政治の役割が求められています。くらしそのものを支援することが早急に必要です。
新聞から政治や社会のこと、くらしに役立つさまざまな情報をえることができます。声の日曜版の役割は重要です。是非、声の日曜版をお試しください。