活動日誌

台風19号 箱根の被害状況

2019年10月18日

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 箱根登山線の運行見通しがたたない強羅の駅には、登山電車の車両が止まったままになっていました。駅前のお土産やさんにお話を聞きました。登山電車の復旧工事には重機が入れにくいなど困難が多いそうです。電車が止まってからの売り上げは、やはり激減しているそうです。

 一日の雨量が記録的な1000mmを超えた箱根。水の力の巨大さをおもい知らされる状況でした。とりわけ沢の水が滝のように流れ、護岸を削りマンションのすぐわきまで崩れてかけている場所がありました。住民の方からは、写真を撮りにくるだけで何もされなていない。不安でしょうがないとの訴えを聞き、すぐに井坂議員が県に連絡し対応を求めました。さらに山の上からの水が斜面を勢いよく流れ、法面を削りマンションの入り口に土砂が入り、同時に滑り落ちた木がガラスを割り突き刺さっているのには驚きました。

 箱根町長は、「ようやく大涌谷の警戒レベルが1になってほっとしたところだった。人的被害がなかったことはよかったが」と話がありました。これから紅葉が始まるベストシーズンです。国も県も早急な対応が求められています。とりわけ県として急傾斜地対策、林道の整備、県有林の植生管理、河川や沢などの災害対策もまったなしです。町とも連携して復旧に念力で取り組むことが必要です。

 道路などは一部通行止めや一方通行の場所もありますが、箱根は、温泉と豊かな自然があふれる観光地です。明日から芦ノ湖の観光船も運行するそうです。これからの雨が少し心配ですが、湯本からバスも運行されていますのでお出かけください。