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どの子も等しく教育を受ける権利を保障すべきです

2019年9月5日

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県立秦野養護学校 末広校舎を県議団、畑野衆議院議員と一緒に視察をしました。秦野市立末広小学校の空き校舎を利用して養護学校が運営され子どもたちが通っています。

 養護学校の児童・生徒・教員の給食50食は、小学校の給食室で小学生と同じ献立で作られ、提供されています。配膳室で写真のように教員以外のこどもたちの分は、盛り付けてから器の中ではさみを使って細かく切って提供されています。そのために人も雇われているのです。

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 一つの教室がロッカーで区切られ、写真右側が職員室、左側が保健室になっています。これは、私が県議会で取り上げて改善を求めた県立高校の分教室と同じやり方です。保健の先生に相談したくても隣りでは教員が会話をしたり電話にでたり。子どものプライバシーや人権が守られているとは言えません。

 また体育館の利用はどうなっているか尋ねると、昼休みは自由に使ます。の説明?本来はグランドや体育館も養護学校の子どもたちの時間が保障されるべきではないでしょうか。やはり県立高校の分教室と同じで養護学校がお借りしている立場になっています。

 教育目標にあるめざす学校像では、児童生徒が毎日楽しいと感じられる学校」保護者が「通わせてよかったと感じられる学校」となっています。「説明と違う?こんなはずではなかった」と声がよせられていないでしょうか?

 「地域の子どもは地域で学ぶことができるよう環境を整えることが重要です」というのであれば、安上がりな別の校舎利用で進めるのではなく、地域の特別支援学校に通えるように子どもの等しく学ぶ権利を保障する特別支援学校を建設すべきです。子どもたちの最善の利益のために予算をつけて取り組むことが県教委の責任と役割だと私たちは考えます。