藤沢市が、財政が厳しいとして行革で削減、廃止しようとしている事業の一部には、障がい者の介護手当、医療費助成、タクシー券、さらに在宅福祉サービスの紙おむつの支給や寝具の乾燥消毒、緊急通報システムの見直し、高齢者いきいき交流事業、法人立保育園運営費補助などがあります。
これらの事業は、市民から喜ばれているあたたかい事業です。見直し検討という言葉は、よくすることよりも事業の縮小やなくすことが主な目的で使われます。さらに私も市議の時から強く要望している高齢者の移動支援、バスや電車に乗る時の割引や無料にするしくみには、ずっと背をむけたままです。障がい者、高齢者の施策が進んでいた藤沢市ではなくなっています。
財源不足と市民にふりまき、障がい者・高齢者福祉はできないから我慢してと説明し、一方で莫大な公費を投入して駅建設や周辺開発を進めようとするのは間違っています。
新駅は、武田薬品のすぐ前が予定地です。「戦略駅」と位置づけているように市民のために設置するのではなく、村岡や深沢地区への企業誘致のため、また黒岩知事のすすめるライフイノベーションのために必要な整備なのです。
今回の市会議員選挙は、あたたかい福祉を削って企業のための駅の設置や開発に莫大な税金を使う計画を中止させられるかどうかがかかっています。共産党市議団は福祉を削って新駅設置をすすめようとすることに反対し中止を求めています。
市議会は、市の税金の使い方を住民の立場で厳しくチェックし、正していく役割があります。市の税金の使い方を変える市議を選ぶ選挙にしていきましょう!