県政

今年も、15歳の涙。子どもたちが希望する全日制高校に通える神奈川へ

2019年3月25日

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 神奈川県の県立高校、全日制の合格発表が2月27日にありました。受験した生徒は50485人。合格者は42268人です。その内328人は取り消しで、不合格となった生徒は7889人です。2次募集で合格になった生徒は含まれていませんが、不合格だった生徒は私学へ、もしくは通信、定時制へと進学したのでしょうか。

 やはり昨年も約8000人が不合格となっていました。神奈川の全日制進学率はH29年3月は91、4%でした。H28年3月は91、6%で全国47の内39位です。私学助成が拡充されても、負担は授業料だけではありません。入学金や施設設備費など経済的負担が大きいです。通信制は中途退学が多く卒業できない生徒が増えています。15歳の子どもたちが希望する県立高校に進学することができない神奈川県は、多くの子どもたちの心を傷つけ悲しませています。

 県立高校再編・統合計画ですでに23校減らし、さらに少子化で子どもが減ると県立高校を減らす計画が進められています。私たち共産党県議団は議会で中止を求め続けてきました。

 「15の春を泣かせない!」と高校100校計画の運動を続け、集めた署名を台車で県庁に運んだ神奈川の先輩のお母さんたち。県立高校をなくすことは私たちの願いを踏みににじることだと怒りの声が寄せられています。

 憲法に保障されているどの子も等しく教育を受ける権利があります。子どもたちが、希望する全日制高校に通えるように、再編・統合により県立高校を減らす計画を中止に追い込みましょう!