「幼保無償化 先行の韓国は」の朝日の記事。「必要な質の保証できていない」と韓国は7年前から無償化が始まっているが、ここへきて廃止の議論も出てきていると。韓国の研究者の現状が示されていました。無償化後、保育所内の虐待、背景に保育士の待遇の悪さが指摘。保育士の処遇改善や給食の質の向上に国はもっとお金を使うべきと。保育の質が悪くなることは子どもの育ちや安全、命に係わることです。無償化が優先されるために、保育環境や保育士の待遇改善が後回しで、格差が解消されないままでは子どもたちが等しく保育を受ける権利が奪われていることになります。
とりわけ認可外保育施設の質の確保は、児童福祉法に基づく県による指導監督の徹底。特に基準を満たさない施設について指導を強めること。県と市町村との連携が必要。質の確保・向上にむけて課題解決のために情報の共有と協議の場の設置など。政府は企業主導型保育事業を保育の受け皿確保としていますが、立ち入り調査の結果では、職員配置や保育内容に不備があり、事業の改善、見直しが求められています。
大切なのは子どもたちの保育環境をよくし、安全を確保することです。保育室の広さや外遊びができるかどうか、また給食の質、避難経路の確保など子どもの権利は守られているでしょうか。
安心して子どもを預けられ信頼できる保育施設を。大切な乳幼児時期に豊かな保育を子どもたちに!F35戦闘機を147機も購入することより、子どもたちの発達の保障にこそ優先して予算を使うべきです。