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かながわアートホール

2018年10月11日

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保土ヶ谷公園にある「かながわアートホール」を見学してきました。ホールとスタジオが5つあり、ホールは施設の利用状況が90%と、なっています。アートホールは、かなフィルの練習場所として神奈川県立かながわアートホール条例に位置づけられ、アートホールを練習の拠点とするかなフィルは定める期間(3か月)前において、利用の申込みをすることができるとされています。今後、この申し込み期間について6か月前の検討が示されています。知事は施設を見学し「これはもっと使える、こんな立派なホール、かなフィルのためだけに使っているのか冗談じゃない。かなフィルの練習場所として残すことは大事だが、もっともっと自由にできるようにしよう、こんな催し、お芝居ありますよと、基本的な思いとしてマグネットカルチャーの拠点にしていきたい」と本会議で、横浜市への移譲を断念した理由をのべました。

 現在、アートホールは指定管理者制度による管理・運営が行なわれています。今後、来年1月に新たな指定管理者の募集があります。この日は、かなフィルのリハーサルがホールで行われていました。ホールの利用にあたって風の音のノイズがあること、舞台が揺れる、またホールの響きについて音響可変装置もないと聞きました。なんと開設した時からだそうです。利用料をいただいている県有施設であり文化芸術施設として良質な環境整備を早急に取り組むことが必要だと、今日の常任委員会で求めました。また見学ギャラリーで練習を見ましたが、通路のため消防法にのっとり椅子を置くことはできないこと。親子鑑賞室にもなっているそうです。

 今後、6か月前の申し込み予約や、広く誘客する催しを行うことにより、かなフィルや一般利用者の制限になってはならないと意見をのべました。県は指定管理者にすべてを任せ、情報の共有、連携が不十分になっています。県として公の施設を利用する方々へのサービスの提供、質を確保することが必要です。