独立行政法人 県立病院機構 県立精神医療センターとこども医療センターを共産党県議団で視察しました。
県立精神医療センターは、芹香病院とせりがや病院を統合しH26年に新病院になりました。施設は新しく設備も整っていました。精神科救急医療24時間対応、精神医療の外来、入院治療を行い、思春期病棟もありました。
こども医療センターのICU病棟の個室、こどもたちの命を守っています。小さな体に点滴が12種類も行われることがあるそうです。1日の患者数は約700人、年間7500人、入院329床、入所施設90床、手術は3700件、そして300人のボランティアに支えられているそうです。日本で初めて産婦人科が設置され周産期医療が確立されました。小人がんの拠点病院です。
院内に入院、入所の子どもたちが通学する県立横浜南養護学校があります。写真は分校まで通えない子どものための病室に隣接する分教室です。
5つある県立病院の中で看護師の配置について違いがあるようです。産休・育休などを考慮すると夜勤体制の強化は急務だと感じました。とりわけ対応が必要な子どもが多いこども医療は、手厚くすることが求められます。
今後2年間をかけてNICUの病床を改築して増やすそうです。数百グラムの小さな命が、多くのスタッフの方々が力をつくし守り育てていることを実感する視察でした。
どちらの医療施設でも、大切なのは職場の働きやすい環境と十分な人的配置だとあらためて感じました。