関節に働く成分として、軟骨を形成するグルコサミンとコンドロイチンが膝や関節に効くとサプリメントのCMや通販販売が盛んです。
「いつでも元気」という月刊誌に、薬剤師さんが質問に答えています。機能性表示食品の多くは、その製品を使った研究ではなく、含有成分についての研究で効果があったとしているのだそうです。
消費者庁が2012年に業界団体に委託しておこなった「食品の機能性評価モデル始業」でもグルコサミンの評価は限定的で変形性膝関節症の症状改善に「一貫性が充分ではない」と総合評価は4段階評価の２番目です。
膝関節を守るには太ももとおしりの筋肉を鍛えることが大切となり、スクワットや筋力をつけて歩く速度を維持するなどが推奨されています。
タンパク質など筋肉になる成分を食べても筋肉にならず、むしろ肥満につながるそうで、十分な負荷をかけないと筋肉は育たないと。
姿勢の良い歩行や階段の利用も。歩く力が衰えてもサプリメントだけに頼らず筋力をつけることが重要で、生活改善を心がけることがお勧めだそうです。
