生活に必要なお金がなくなり、相談にのった方が生活保護の申請手続きをしました。DVの被害にあわれた方です。
いつも感じますが、傷つく質問が続き人権が守られているとはいえません。あらかじめ先に事情を説明をしているのに辛い聞き方や説明が繰り返されます。担当者はマニュアルどおりに聞き取りや説明をしますが、申請者への配慮やおもいやりが必要です。
扶養照会について、やめてほしいと繰り返してもしないとはいいません。家族に知られたくない、危険が伴うなどが受け入れられず申請をあきらめることになります。相談者の方も知られるくらいならあきらめたいと言われました。
「家族に援助ができるかどうかお知らせをするものです」と説明。「それなら申請をやめます」となるのは当然です。厚生労働省は、扶養照会について通知をだし、DVや虐待があったり、一定期間音信不通であったり、親族から借金があったりするなどの事情がある場合、扶養照会が行なわれないことになりました。通知のとおり対応されないのは何故でしょうか?
扶養照会が不要なケースにあたるかどうか検討するでは不十分です。生活保護法上、利用の要件とはされていない。この内容が生活保護のしおりに書かれ説明がされているかが重要です。
相談者の方は、1か月の食費を1万円におさえていたそうですが、物価が上がり今月は1万6千円になったそうです。さらにガス代がかかるので、給湯器を使わずお水で手や顔を洗うので右手がしもやけになって申請書を書きにくい状況でした。しもやけの薬をもらいに皮膚科に行きたいと。昨年から1月にかけての国保料の請求は未払いのままです。
払えなかった国保料については今後担当課と相談!?免除にすべきです。
生活保護の決定は2~3週間後です。それまで苦しい生活が続くことになります。
国民の苦難に寄り添わない政府に怒りがわきます。軍事費の増額より福祉予算の増額こそ!