湘南労連旗開きに参加しました。今年は、保険医協会の知念さんによる「保険証の廃止とは?」の学習会がありました。
マイナンバーカードは、ICチップが組み込まれた電子証明書であること。電子証明書とは、電子的な実印・印鑑登録・印鑑証明。制度名は「公的個人確認」さらに利用範囲の限定はなし、民間企業も利活用が可能。「電子証明カード」という名称が妥当。この重要な内容が充分知らされず、2万円のポイントを付与し普及させようとしているのがねらい。マイナンバーの確認と本人確認をこのカード1枚で行なうものです。
マイナ保険証は事前手続きを行ない、受診する際は、患者がカードリーダーに読み取らせる作業を行ない、顔認証か暗証番号を選択、医療情報(電子カルテにて)閲覧してもよいかどうかを選択、高額療養費の限度情報を医療機関に提供するかどうか選択。
今まで、保険証を窓口にだし、確認後あとで返してもらうほうがいくつもの操作を行なうより簡単でしかも、月に一回ですみます。マイナ保険証は毎回この操作を繰り返さなければならない。受付は混乱し時間も手間もかかり医療機関も説明や支援を行なうことになります。そもそもいつもマイナンバーカードを持ち歩くことにより紛失の危険や情報漏洩のリスクがあります。
マイナンバーカードは、停電や災害時などで利用できなくなることに対して政府には対策がありません。保険証の利用ができなければ医療費は10割負担になります。医療を受けられなくなれば命や健康の危機につながります。
保険証の廃止は、マイナンバーカードの取得を義務化することです。政府は強引なマイナンバーカード普及をやめるべきです。「命と健康にかかわる健康保険証をなくさないで!」撤回に向けて一緒に声をあげ、力を合わせましょう。