円行公園の紅梅が咲き甘い香り
高齢者が介護施設に入所する際、PCR検査を受けて陰性の証明をもってくるように言われ、検査費用が高額で困っていると相談がありました。石田県議に話すと丁度担当から検査助成事業について説明を受けるところだと聞き、昨年の9月15日付の厚労省から各都道府県、市町村宛の文書に実施要項が示されていたことがわかりました。 本人の希望により検査を行う場合に国が一定の負担を助成するという内容です。
「令和2年度新型コロナウイルス感染症の流行下における一定の高齢者等への検査助成事業」 この事業の実施主体は、市区町村です。
県内では、すでに12月から横須賀市、1月から横浜・川崎市が実施しています。
検査対象者は65才以上の高齢者と基礎疾患を有する者で検査補助額はPCR検査は2万円、抗原定量検査は7500円です。
藤沢市は実施しない理由について「県内他市とも協議して実施しない方向、検査してもその時だけで何回も行うことになる、検査結果が2.3日かかる、ワクチン接種がはじまることの時期的問題」という担当課の見解だと市議から聞きました。 高齢者の入所時の経済的負担軽減をするつもりがありません。さらにワクチン接種は4月からといわれています。それまで福祉施設でクラスターがおき感染が広がり重症者が亡くなることになりませんか。
大和市や綾瀬市などは、高齢者、障がい者施設に対してPCR検査の社会的検査を始めています。重症化しやすい高齢者への対策は重要です。政府もそうですが、住民に感染しないよう求めていますが無症状の陽性者を見つけることを放棄していては防ぎようがなく、感染は広がるばかりではないでしょうか。
県内自治体によって感染症対策に差がありますが、首長の決断にかかっています。神奈川県知事は決断し、高齢者施設に対して定期的なPCR検査を行うことが求められています。