横浜市金沢区の「県立循環器呼吸器病センター」を県議団と訪れ、スタッフの方々から説明を受けながら病院の現状をお聞きすることができました。
入り口には画面の前に体温が示されるパネルと手指の消毒があります。
病院で自ら発注して作られたボックス型のPCR検査です。補助制度ができる前なので自前だそうです。
クルーズ船の患者さんを受け入れていた当時は、結核患者さんを急遽退院や転院させ、一般病棟を閉鎖してすべての看護師を集中させて対応したそうです。結核病棟があったこの病院は感染症対策に慣れているそうです。でもやはりこの時が一番大変だったと。看護師さんたちは何を信じたらいいのか不安になりながら、それでも医療従事者として頑張ったと語られていました。このセンターの役割・専門性が大切であり、求められているという意識をもって治療や看護をされている病院のスタッフの皆さんの意気込みを心強く感じました。
現在、給料など支払に遅延はないそうですが、収入から経費を差し引き4億円の赤字となっているとのことでした。今後、早急な赤字補てんを行いさらに永続的な支援が求められています。
県内で重要な役割を果たし、中等症患者を2番目に多く受け入れている必要とされている「循環器呼吸器病センター」です。
「あり方検討会」で合併を進めるのではなく、この機能をそのまま維持し、専門性や豊かな経験を活かして県民が安心して医療が受けられる場所としてさらに予算も、人も増やすように求めていきます。