先日視察した岡山では、駅から県庁周辺のすべての横断歩道にエスコートゾーンが設置されていて感心しました。野洲市の駅から市役所に向かう横断歩道にもありました。神奈川県庁の回りの横断歩道にはエスコートゾーンは見当たりません。関内駅には横浜市庁舎もあります。
エスコートゾーンは、視覚障がい者の方が安全に道路を横断するため、横断歩道に設置する横断帯であり大事な設備です。(細かい突起がついた帯状のもの)視覚障がい者の方から「音響式信号機だけでは、横断歩道をはずれてしまうことがあり、とてもこわい思いをすることがある」とお聞きしました。
H24年の9月、自民党議員さんのエスコートゾーン設置を求める一般質問の答弁では、通常の横断歩道にくらべ9倍の予算が必要で、耐用年数が2年と短いためと警察本部長が理由を述べています。その後、横浜と平塚に設置されました。
障がい者の方が、安心して安全に県庁を訪れることができるよう、障がい者差別解消法の合理的配慮を行うことは、県の責務ではないでしょうか。予算や耐用年数を理由にしている神奈川県の遅れは、はずべきことです。 岡山県のように県庁周辺の横断歩道にエスコートゾーンの設置を求めていきます。