県議会

文教常任委員会で提出された請願が不採択に!

2017年12月18日

 18日、すべての常任委員会が開催され、文教常任委員会に付託された「教育格差をなくし、子どもたちにゆきとどいた教育を求める請願」「ゆきとどいた神奈川の障害児教育を求める請願」は、共産党だけ賛成で、自民党・民進党・公明党・県政会さんが反対で残念ながら不採択になりました。

 教育予算を大幅に増やし、教員の増員や少人数学級、老朽化対策など教育条件整備、特別支援学校の過大規模化の改善、特別な支援を必要とする子どもたちへの合理的配慮を保障してほしいという切実な要望に寄り添えず、背を向ける県議会に愕然とします。

 継続だった陳情は今回もすべて継続に。また新たに提出された特別支援学校の真鶴・湯河原方面分教室の教育条件整備を求める陳情は、共産党は賛成しましたが継続になりました。請願については、厚生常任と県民スポーツ常任委員会にも付託されています。

 請願の流れは、常任委員会で継続以外は、議会最終日の本会議(今回は21日の予定)で委員長報告に対してすべての議員の賛否が問われ採決が行なわれます。

 今日の常任委員会では、4名の方の口頭陳情が行なわれました。鎌倉の小学生の保護者、鶴見養護学校の保護者、小田原養護学校の保護者と幼稚園の園長先生それぞれの方々から切実な訴えがありました。鶴見養護では、外壁のひび割れで雨漏りがひどく、また30台の放課後デイサービスの車が行き来し、駐車スペースの確保が必要で交通整理をおこなっているそうです。

 子どもたちが安心して学ぶ機会を保障し、環境を確保することは、私たちの責任ではないでしょうか。