活動日誌

過労死等防止対策推進シンポジウム

2017年11月2日

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毎年11月は、「過労死等防止啓発月間」です。今日は厚生労働省主催で「過労死等防止対策推進シンポジウム」が横浜ランドマークで開催されました。神奈川労働局からの現状の報告があり、過労死対策弁護団による事例紹介と、過労死をふせぐために企業がなすべき責務についての提案がありました。教師の夫を亡くして「働き方を考える」家族の会工藤代表の講演、「受けよう活かそう!ストレスチェック」労災病院 勤労者メンタルヘルスセンター長の講演、家族の会より体験発表が行なわれました。

 会場は報道も含めて200名の方々でほぼ満席でした。厚労省の過労死防止白書骨子の調査・状況は、正規雇用と非正規雇用含めての調査結果なのでしょうか?

 また全国過労死を考える家族の会が、文科省教育局に「学校における働き方改革に係わる緊急提言」を提出しています。

 「教職員の勤務時間を正確かつ確実に把握、分析し、実効性のあるものに改善する」「教育現場における業務改善に確実に取り組むよう周知義務を遵守させてください」「国は持続可能な勤務環境整備のための支援の充実を確実に遂行しているか、常に把握して改善する体制を構築し、更なる具体的な対策を進めてください」となっています。

 厚労省の委託授業で、労働問題・労働条件に関する啓発授業を学校に講師を派遣して(無料)H30年、3月まで行っています。派遣対象は中学・高校・大学です。これから社会に生徒・学生が過労から命をおとしたり、健康被害にあわないように、この事業を利用して啓発できるといいですね。

「過労死」の言葉がなくなるように、大切な人の命が奪われることがないように働き方、働かせ方について国も企業も真剣に取り組むことが必要です。