婦人民主クラブ発行の新聞記事(9月10号)を読んで、はっとさせられたので紹介します。記事は介護保険からはずされる生活援助という題名ですが、その中にある記述です。
相模原の殺傷事件について、ある医師は、「厚労省から要請されて2月に入院した病院の診療記録を拝見させていただく機会を得ました。その中の記述を読みながら、あなたほど障がい者が置かれている状況に絶望し、その思いを誰とも共有できずに孤立している人はいないかもしれないと感じる箇所がありました。いうまでもなく、あなたがしたことは取り返しのつかないことです。しかし、その一方で、私たちはそれをあなただけのせいにすべきではないとも感じています。私たちの心のどこかに、あるいは競争と排除の論理があなたを作り出したという気がしてなりません。私たちは誰も孤立しない社会を目指して、自分にできることをこれからも手抜きすることなく行っていくことを、そして諦めずに気持ちを穏やかな言葉で伝え続ける」
誰も孤立しない社会を!そのために一人ひとりができることから。自分の中にも存在する感情に気づき、この事件が私たちに、社会全体に投げかけている大きな課題が存在することをあらためて感じました。