社会問題

4月の雨

2016年4月7日

 昨日の小学校の入学式は、小雨の降る中で行われました。1年生の子どもたちのキラキラした瞳に雨に濡れた満開の桜は、どのように見えたでしょうか?

 ひとり一人の子どもたちが大切にされ、等しく教育が受けられ、楽しい学校生活がおくれますようにと願いながら見送りました。

 今、「ここまで進んだ格差と貧困」という安倍政権が生み出し続ける日本の独自な実態という本を読んでいます。若者・子ども・高齢者の貧困、そして貧困化が進む中で置き去りの構造や自己責任論、スキや弱み、落ち度に対する攻撃や非難。社会の質を低下させ、社会を壊そうとしている。格差と貧困の現実とその原因やメカニズムがよくわかります。そしてこのことを許してはいけない。みんなの力で跳ね返そう!と感じることができる内容です。

 「花に嵐」と言われます。花びらを散らす雨、優しい雨も強い雨も、通学中の子どもたちの体を濡らす冷たい雨も、新たな芽吹きを促す恵みの雨でもあります。