神奈川県の児相が関わり2歳児が死亡。母親が逮捕されるという痛ましい事件がおきました。母親は、母子手帳もなく妊娠後の妊婦検診も受けていない「特定妊婦」(児童福祉法に基づいた養育上の公的支援を妊娠中から要するような環境にある妊婦)でした。平塚で出産後、育てる準備ができていないとして児相に通報があり乳児院で2年預かっていたそうです。
児相は入所措置解除の判断は適切だったと考えているとしていましたが、母親が数回、面談を断り子どもの顔にあざがあったことは確認していました。
近所の人も鳴き声を聞いていた、通報しようと迷っていたなどの情報も聞くにつれ、保育園に預けていなかったことも重なっていますが、助けられなかったのかと悔やまれます。
一緒にくらしていなかった月日を埋めることは容易ではありません。ましてや2才から3才はいやいや期の子どもです。複数の大人たちの関わりや、家族へのサポート体制、市の子育て家庭課との連携などできていたのでしょうか。
県議の時、児相の課題について繰り返しとりあげました。りくくんという男の子がアパートの一室で餓死していた悲しくつらい事件でした。その後、児相の職員は増員されましたが、全国でも神奈川でも繰り返されているのが現状です。
総合的なサポート体制で、児相の職員をさらに増やし、市や地域とも連携できるようにして子どもたちの命や安全を守る県政にするために県議会で政策提案をしていきたいと思っています。