10月1日から、75歳以上の方の医療費窓口負担が、今までの1割から2割負担になり2倍化されます。写真は、神奈川県後期高齢者医療広域連合のHPです。対象となる方は、神奈川県では後期高齢者医療の被保険者全体の28%の方の見込みです。
値上げになる方は、お一人では年金収入が200万円以上、お二人の場合は合計230万円以上の方です。現役並みの所得の方は3割負担です。
負担を抑える「配慮措置制度」が設けられます。3年間は外来のみ1か月上限月額を3千円に抑えるといいますが、3年後は2倍の負担増に変わりがありません。今まで日々の診療の際に、窓口で2千円負担していた方は4千円を窓口で払うことになります。実は、あとで月額限度額3千円を超えた金額が口座に戻るしくみですがなんと3か月後!?しかも事前に振込口座を事前登録する必要があります。申請書が届いたら記入し返信用の封筒で期限内に郵送してとなっています。
複雑なやり方のため、高齢者の方は混乱するのではないでしょうか。またこの改悪を利用した詐欺などが心配されます。この窓口2割負担は、国会審査が必要がない政令で定められているため、対象の拡大が今後狙われることもあります。
年金が下げられ、公共料金の負担も増え、さらに物価が上がっています。しかもコロナ感染症は続いています。これではますます、高齢者の方々は、病院にいくことを控えることになり健康や命にかかわります。9月24日の赤旗が詳しく記事にしていますが、テレビなどマスコミはこの制度改悪を詳しく知らせるべきです。
高齢者を大切にするどころか、医療から遠ざけ切り捨てるひどいやり方をやめさせましょう。高齢者の医療費負担は無料にすべきです。皆さんと力をあわせます。