社会問題

プラごみが海と私たちの健康やいのちを脅かしている

2018年6月16日

 先日行われた片瀬東浜のごみゼロキャンペーン。その後赤旗の「潮流」の欄に衰弱したクジラの胃の中から出たきた80枚のプラスチック袋、解剖すると重さ8キロのプラごみが出てきたという記事が掲載されました。改めて人間によって海を汚すだけでなく、生態系への影響の深刻さを感じました。さらに細かくなったプラスチックを餌と間違え魚が食べる。人がその魚を食べて体内に取り込んでいます。

 毎年800万トンのプラごみが世界中の海に流れ混んでいるそうです。パパラギの武本さんが、ヨットで航海中ですが送られてくるパラオなどの美しい海岸に、大量のごみがうちあげられているのがわかります。

 私たちが川や海にごみを捨てないことはもちろんですが、製造する企業にこそ回収する、コスト負担するなどを義務付ける拡大生産者責任が必要です。

 5日は世界環境デーでした。テーマは「プラスチック汚染をなくそう」国連の事務総長も「国際社会にたいしてプラスチック汚染をなくすよう呼びかけています。

 片瀬海岸では7月1日に海開きが行われ、いよいよ海水浴シーズンをむかえます。海の家も建設中です。これから海水浴や、観光の方々が多く訪れる季節になります。ごみを海に放置しない。分別して海の家に返す、また持ち帰るなどが必要です。自然環境を守る取組は、私たちの体や命をまもることに繋がっています。