県議会 私の思い

失望と希望

2018年2月17日

昨日、共産党県議団の代表質問で、井坂議員は生活保護基準の引き下げについて知事の見解、その影響について質問し、知事として引き下げはやめるべきと国に対して意見を言うべきだと迫りました。

 知事は引き下げではなく、見直し!?だと言い換え、しかも必要な見直しだとも答弁しました。高校生や大学生のいる家庭では、引きあげが行われるからだと。子どもの人数が多い世帯や高齢者、障がい者、ひとり親世帯にとっての影響については触れませんでした。質問の中にも生保世帯の厳しいくらしの実態を示しましたが響かず、今でも切り詰めた生活なのに、さらに引き下げが行われたら生活できないという現実が理解できないのでしょうか。県民のくらしに心をよせられない冷たい答弁に呆れ、失望したのは私だけではないと思います。

 再質問でも知事の考え方は、政府と同じ内容の繰り返しでした。求められているのは、生活保護基準以下で暮らしている方々のくらしを豊かにすること。そのことこそ政府が進めるべきことではないでしょうか?「知事に一か月12万円で生活してもらいたい!」と声が寄せられるのは当然のことです。

 一方で今日は、フィギュアスケート男子のフリーが行われ、羽生選手が金メダルで連覇、オリンピック初出場の宇野選手が銀メダルとなりました。他の競技もそうですが連日の選手たちの頑張りに明るい希望を感じます。

 「全国一企業が活躍しやすい神奈川を目指す」「神奈川から経済のエンジンを回していく」に対して「誰一人取り残さない」「福祉先進県を取りもどす」どちらも発言されていますが、どう進めたらそうなるのか問いたいと思います。