活動日誌

子どもたちが過ごす場所

2018年2月6日

 児童養護施設 唐池学園を松本綾瀬市議と大山県議と一緒に見学させてもらいました。学園は、6つある部屋ごとに食事やお風呂など生活を共にしています。一部屋は男女7~9名で、幼児から高校生までで担当の職員さんが2名います。キッチンとリビング、和室やお風呂場、個室があり、一家族の家のようになっていました。ここから幼稚園や学校に通っていて高校生はお弁当も学園から持っていくそうです。厨房では、栄養士さんと調理員さんが翌日の食材の準備をされているところでした。

 お隣に幼児棟(乳児院)もあり、一時保護されたかわいい赤ちゃんたちのようすも見学させていただきました。幼児棟はリニューアルされていましたが、学園そのものは、建設からすでに40年以上とのことで、修理や修繕費についてお聞きしところ、耐震診断と耐震補強は、これからとのことでした。施設運営費や経費は国と県が措置や補助をしているそうです。

 子どもたちの心のケア、子どもたちの進路や卒業後の支援、家族と子どものかかわりへの支援、卒業後生とのつながりなど職員の皆さんの取り組みは、多岐にわたります。

 あたたかく子どもたちに寄り添い、家庭に代わる子どのたちの家として大切な役割を果たしていることが実感できました。県も法人さん任せにせず、公的責任のもとで保護・養育を行う立場にたち、子どもたちの権利を守る。児童相談所がその役割を十分果たすことが重要ではないかと感じました。