国内に3か所の核燃料製造施設の一つが、横須賀にある(株)グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパンです。これまで全国の40%を占める沸騰水型原子力発電所で使う、核燃料集合体8万体以上を製造して送ってきたそうです。今日は明るい神奈川をつくる会の主催で、横須賀ウオッチングが行われました。「放射能から子どもたちと未来を守る会」で監視活動を続けている菅沼さんから説明していただきながら外から見学しました。施設内の見学は現在受け付けていないそうです。
この場所は、非鉄金属製造業で、環境管理事業所と表示があるだけで、何を作っている工場なのかまったくわかりません。周辺監視区域?右側の事務棟は窓がありますが、左側の建屋には窓が一切ありません。説明では、以前ここで働いていた方が、歯医者で虫歯を抜き血が止まらなくなり、亡くなったそうです。そのことが歌になっていて聞かせていただきました。
3、11の事故後、止まっていた工場が今は操業を再開して製造をおこない、一般の道路を通り輸送されているそうです。70年代から2013年まで、事故や被ばく労働が繰り返され起きています。特に驚いたのは、水素の配管の交換作業で、水素がもれていないかどうか点検するため、火を近づけたところもれた水素で火災が発生した。点検のために火を使う?
原発燃料製造工場のすぐそばには住宅があり、危険となり合わせです。新たな核燃料はもういらない!作らないで!と毎週月曜日に行動しているそうです。原子力施設の事故で内部被ばくを防ぐための「安定ヨウ素剤」についても詳しく教えていただきました。
災害や事故が起きてからでは遅いのです。2度とおこしてはならない原発事故。核燃料は作らせない!再稼働も輸出もさせない!総選挙で一緒に実現させましょう!