活動日誌

辻堂浄化センター見学

2016年10月18日

 以前2014年3月に見学した辻堂浄化センターですが、その後の焼却灰はどうなっているかと今回も藤沢エコネット主催で見学会が行われました。

 まず市の担当職員から施設内下水処理の仕組みについて説明を受けながら施設内を見学。この施設は汚水と雨水の合流式になつています。最後に保管庫を見学しました。以前は毎時5000ベクレル測定されていた放射性物質を含んだ焼却灰の現在の数値は150~200ベクレルの間になっているとのことでした。以前は、通路や施設内にも積みあげられていた焼却灰ですが、現在は大清水浄化センターの4つの保管施設と辻堂の1か所になっています。保管されている袋のほとんどはベージュの袋でしたが、耐用年数1年で、黒い袋が5年間ほどだと説明がありました。現在の保管量は辻堂240トン、大清水に670トンだそうです。辻堂団地の参加者の方からは、津波の時に焼却灰が、そのまま住宅街に押し寄せることはないのか不安だと、建物の安全性について質問がありました。フレックスハウス(固定式テント倉庫)と表示のある建物ですが「建屋のコンクリートの壁が3メートルの高さでおおわれているので」と説明がありました。

 排出した焼却灰は、建設骨材の会社に引き取られているとのことでした。環境省は原発汚染土壌は、「8000ベクレル以下」なら公共工事に再利用する基本方針を示しているとのことです。資源化は、100ベクレル以下で資機材にとなっていますが、製品つぃて出す時は、ほかの原材料と混ぜているのでしょうか? 人の体への影響について学校の建設などを考えると子どもたちへの健康への影響がないのか心配になりました。

 いつまでも続く放射性物質は、私たちのくらしを脅かします。やはり原発の再稼働はさせてはならないとあらためて感じました。