神奈川県議会に「県政調査費」という予算があります。昨日議決されたこの議案は、来年の３月に自民党会派の県議11人を中東のカタール、アラブ首長国連邦に派遣するという議案です。議員を派遣するという不思議な仕組みで、「国際園芸博覧会」を視察するというものですが、県民が視察してほしいと願っているとは思えません。横浜市で開催される予定の園芸博があり、そのために行くというのです。現地にわざわざ行く必要があるのでしょうか。
現地の様子はインターネットで充分見ることができます。課題などもズームで会話し聞くことも可能です。さらに県内企業の海外展開に役立てることも目的だそうですが、一人当たりの経費は81万円。私たちの税金を使うのです。
共産党県議団は、継続してこの県政調査費をなくすことを求めてきました。県会議員には議員報酬以外に、充分な政務活動費が支給され視察に使えます。
そもそも海外視察は必要なのかが問われています。県民は、議員が県民の福祉の増進や暮しをよくするための活動してほしいと願っています。
