活動日誌

鵠沼海岸公園改修事業 近隣住民は生活不安が増す 市は市民の立場に!

2022年9月19日

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 鵠沼公民館で、近隣住民の方々に向けた「鵠沼海岸公園改修事業について」説明会が行なわれ、山内市議と参加しました。

スケートパークは老朽化により新たにリニューアルすることになり、市はパークPFIによる事業を決め、公園の改修配置図を示し説明がありました。私も藤沢土木なぎさ港湾課に確認していたのでサイクリングロードの付け替えについて県・市・事業主体(グローイングパークグループ)と協議が整い住民に説明がおこなわれることは聞いていました。

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 この写真は、スケートパークに面したサイクリングロードです。新たな整備では、この場所にA棟という建物がはりでて建設予定のため、横の砂が堆積した土手を削り、歩道を広げて一部歩行者と自転車が同時に通る付け替えをおこなうことになると説明がありました。さらに住民が景観や防災上の問題で、なくすかもしくは別の場所に移してほしいと要望しているA棟の管理事務所の高さを5、3mから3、8mに変更するというものでした。必要性が問われている人が立ち入る展望デッキはそのままの提案でした。さらに施設の管理運営・について協議会を設ける。メンバーは自治会長、社体協のメンバーなどで地域課題を取り上げていくと。(近隣住民は入らない?)

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 <今後、サイクリングロードの付け替えで削られる歩道に面した土手です>

 高波や津波で建物が瓦礫となる防災上の問題や災害対策、利用者の避難場所、A棟(店舗)の高さ、飲食店での夜間営業、お酒の提供、騒音規制、交通量の増加により駐車場の出入りの安全対策、など質問や意見が多くだされ長時間に及びました。

 ところが市も、小田急さんも説明会は今回で終わりにさせていただく。今後は個別対応でとなり参加者からは次回の説明会の開催が強く要望されました。

 「このままでは住民の声は反映されない。意見交換や議論を続けることが大事ではないか、企業寄りに市がなるのはおかしい。生活不安が増す近隣住民に寄り添い企業になんとかならないかというのが市ではないか。市は住民の立場にたってほしい」と意見がだされました。企業の利益が優先になるパークPFIをすすめようとすると住民は後回しになります。契約期間は20年間。6億4千万円の利益の予想で、市は年間200万円で公園用地を貸すことになる。

今後のスケージュールがあるためと次の説明会を断る理由にしていましたが、このまま近隣住民の意見に背を向けたまますすめるべきではないと思います。今後も続けるべきです。

市長は共産党の一般質問でパークPFIを問われ「事業メリットを活かしながら推進してまいりたい」と答弁しました。また部長は、「スケートパークという公園が持つ魅力を向上し、周辺地域の賑わいや魅力の向上に資する、魅力的な公園を目指す姿、湘南海岸のイメージアップにつながるもので本市の重要な取り組みだ」と、驚きました。魅力的な取り組みが市の評価?

市は市民の生活環境や安全対策を優先すべきです。

 そもそも公園の施設を民間にリニューアルさせ改築費や、運営費を担わせるPFIは、住民不在になります。やめるべきではないでしょうか。