コンクリートの高さまであった砂浜は、こんなに減っています。
武本さんが示しているのは、以前の稲村が崎の写真です。以前は砂が後ろのコンクリートの高さまであったそうです。
エコストアパパラギ主催の海岸ウオーキング稲村ケ崎に参加しました。砂の浸食の現状や海岸にある生物を観察しました。
この泥岩に空いた穴は、カモメ貝によって開けられたものです。岩を溶かすなんてすごいですね。
砂浜は、山と海が出会う場所との説明になるほどと思いました。この地層の間から浸透水が湧きでていました。海の中にも水が湧きでていると。
その水の質も木を大量に切り豊かな緑の水ではなくなっている。そして砂防ダムが作られたことで山からの砂が川へ流れなくなったこと、そして冬の風が海側から陸に向けてでなく、北北西の風に変わり、砂をキープしなくなった。地球温暖化、海面上昇、海の酸性化も、私たち人間がしてきたことが原因です。
砂浜には、発砲スチロールやプラスチックごみが打ち上げられていました。悲しいですがこれも人によるもの。2時間の観察会でしたが、身近な気候危機が実感でき、私たちにできることはなんだろうと考えるきっかけになりました。