ほのぼの

誕生日 静かに過ぎる時の流れ

2020年10月16日

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13日は、父の92才の誕生日でした。少し遅れましたがプレゼントの毛布を渡し、チーズケーキでお祝いしました。

 一人暮らしの父は、物忘れがひどいといい思い出せないことが多くなったと嘆きます。「私もそうだよ。でもあきらめないで思いだそうとすると脳が活性化するらしい!」と話しました。母と出かけた場所の桜の名所の地名が浮かばない。すると5分後に思い出した!千鳥ヶ淵だとひらめいた様子。5分で思い出すことができるのはもしかして私より脳が若いかもと感じました。

 実は人の名前が思い出せずだいぶ後になって○○さんだ!と思い出したりするのですが、皆さんはどうですか?

 この日は、7月で88才になった母の施設に行きましたが、母は眠たったままなので耳元でこの話をして帰りました。普段はほとんど反応のない母ですが、5歳と2歳の孫が尋ねると、急に子育ての頃の記憶がよみがえるのか「危ないよ!」と動き回る孫たちを目で追います。残念ながら会話はかみ合いませんが、またくるね!というと目があいます。

 年齢を重ねる両親の様子に切なさと静かにすぎる時の流れを深まる秋の中で感じながら藤沢に戻りました。