社会問題

ゲノム編集作物・食品を規制の対象外!?

2019年12月21日

遺伝子操作技術である「ゲノム編集」技術を応用した新開発食品・飼料のの商品化が加速していると婦民新聞の記事で読みました。

 開発中の食品には、「血圧を下げるトマト」「食中毒をおこさないジャャガイモ」「肉厚なマダイ」「収穫量の多いイネ」など多数あるそうです。

 このような食品は、どちらかといえば消費者に歓迎されやすいものですが、ゲノム編集作物や食品は規制の対象とならず、環境影響評価や食品の安全性審査もなく、表示もされないと。

 私たちの体や環境への影響がわからないままです。専門家による学習会や、ゲノム編集技術の栽培規制、安全審査、表示の義務化を求める署名も行われているようです。

 このゲノム編集のきっかけは、2018年の安倍内閣の「統合イノベーション(技術革新)」戦略がきっかけで、成長戦略に位置づけられ推進されているとのことです。

 人の体や環境への影響より、経済の発展や企業の利益が優先の政治を変えることが必要だと強く感じました。