県議会

原画は何処に?

2017年5月17日

 県民・スポーツ常任委員会で県が購入した棟方志功の版画が、コピーに代わっていた問題で質疑が行われました。県民ホールの指定管理者は「神奈川芸術文化財団」です。3年前に近代美術館で展示した時にコピーだと指摘されていたが、そのままになっていた!?県も財団も県民ホールにあると思いこんだ?でも結果はどこにもなかった!財団においては事件性はないと発言したようですが、このようなことが頻繁にあったのでしょうか。それとも盗難事件?不思議なことがあるんですね。いったい原画はどこにいったのでしょうか。県と指定管理者の責任はどうなるのか。また誰も責任は問われないことなのでしょうか。

 よく高級で貴重な作品などは、レプリカの展示を行い本物は厳重に保管するとことがあると聞きますが、本物は紛失したまま行方不明だということになります。文化財の保存は、十分な財源が必要であり、きちんとした管理体制や盗難防止策などが必要です。県は今後、所有する約2万点の標本や美術品類の調査を始めるとのことですが、県民の財産であることを改めて認識し、責任をもって維持管理を行うことが重要です。