活動日誌

「県と財団の関係が緊張感のないものになっている」外部監査からの指摘

2016年1月16日

 包括外部監査結果報告書が送付されてきました。公の施設(県民利用施設)について監査が行われ、対象施設は8施設でした。県民ホール、神奈川芸術劇場、地球市民プラザ、歴史博物館、川崎図書館などです。

 県民ホールの指摘事項には、施設の修繕費は本来、県が負担すべき費用を芸術財団が負担していた。施設改修費は県が自己の責任と負担で実施することが検討されなければならない。基本協定書にはない施設維持管理運営積立金の積み立ては控えるよう検討されたい。県が中長期的に計画的に修理・修繕を実施するよう改められたい。また芸術劇場については、年間の残業時間が1000時間を超える者がいる。芸術財団は適切に人件費を支出されたい。13名は有給休暇をまったく取得できていない。経費の勘定科目が不透明などがありました。

 指摘事項は26項目あり、是正が望ましいとする意見は79項目でした。

外部監査からの指摘も重要ですが、公共施設の運営・管理やそのあり方などについて住民と検討していくことも必要です。県として利用者に意見を聞き、住民サービスの低下がおきていないか、その管理が適切になされているかその検証も行うべきではないでしょうか。