活動日誌

はだしのゲンが見たヒロシマ 映画と被爆者の語り

2022年8月11日

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江ノ電沿線9条の会「夏のつどい」に参加しました。

被爆者の語りは「神奈川県原爆被災者の会 藤沢支部」の代表の新宮さんがご自身の長崎での被爆体験を話されました。60年前、善行に来た時は100人の被爆者の方がいた。今は33人になっているそうです。

被爆された時は、新型の爆弾としか知らず、後から放射能を伴う原子爆弾だと知ったこと、一瞬で人間を炭にする恐ろしい魔法の弾だと。核兵器をなくす運動は死ぬまでやらなくてはいけない。これからも続けていくと話されました。

 映画は、漫画家、中沢啓治さんが自信の生い立ち、広島での被爆体験から「はだしのゲン」を描くまでの半生を語る内容でした。はだしのゲンは、大地に根を貼り踏まれてもまっすぐに伸びる麦がテーマ。それは中沢さんの父から「麦のような人間になれ」という言葉によるもので、元気のゲンだと。

 マンガにしたのは、子どもたちに戦争や原爆の恐ろしさを伝え、核兵器をなくし戦争反対の気持ちをもってほしいからだと。母の死をきっかけに原爆は母の骨まで奪うのか怒りがこみ上げ、自分にできることは何なのかと考え原爆をテーマにした「黒い雨にうたれて」が最初の作品だと。はだしのゲンが平和を守るメッセージになっていることに気づかされます。

 中沢さんは2012年に亡くなりましたが、「はだしのゲン」は、これからもずっと私たちに命の大切さや世界中から核兵器をなくすために力をあわせようと伝え続けています。(はだしのゲンは、藤沢市の図書館で借りることができます)